2011年08月14日

羊羹が呼んでいる

今年の正月は 羊羹 で迎えた。
年越しの瞬間に合わせてキャンドルの光の中で羊羹を食べるという儀式だ。
これは羊羹大好きなトローペンのエレキスト・ザキヲのたっての希望であった。
なんでも学生時代の教科書に載っていた谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」に影響されたとのこと。入試にも出たことがあるらしいのでご存知の方もいらっしゃるかもね。
以下一部抜粋↓
かつて漱石先生は「草枕」の中で羊羹の色を讃美しておられたことがあったが、そう云えばあの色などはやはり瞑想的ではないか。
玉のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光りを吸い取って夢みる如きほの明るさを啣んでいる感じ、あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の菓子には絶対に見られない。
クリームなどはあれに比べると何と云う浅はかさ、単純さであろう。だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。
人はあの冷たく滑かなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う。

inei.jpg














「ほんとうはそう旨くない羊羹」でもよかったのかもしれないが、そこは年越しだもの上等な羊羹を用意したいと思った。
羊羹といえば とらや である。というかそれしか浮かばなかったのだ。
というわけで、とらやの羊羹で今年が始まったわけなのだ。
それゆえか、家の前の公園で野良猫と遊んでいて出会ったウォ―キング中のおじさまが、とらやの偉い人の運転手だったりという出来事も。呼んでるわ~ラジオで「虎屋文庫」の特集を耳にしたりもしたしなー
そして先日。六本木ミッドタウンを歩いていたら、シャレオツな とらや 発見!誘われるように店内に吸い込まれる。
和菓子の美しさに感動。胸が高鳴る。羊羹についてはそれほど熱くない私でさえテンションが上がる。
ふと目をやると店内に展示スペースが。「ひゃーおつだなー」と思いながらいると意外な人物の名前を目にした。
toraya_ootomoyosihide.jpg














「えーっっっ!!!」大友良英さんってこんなこともやっているのか…!!!なおテンション上がる。最初の500枚だけナンバリングされているというので限定物に弱い女性というサガゆえその場で購入。でもこの装丁で1000円はお買い得☆

夜の梅
残月
水の宿

お菓子の名前が曲タイトル。
涼やかな調べ。大変おつである。
「夜の梅」は年越しの儀式で味わった羊羹である。感慨深い。果たして「残月」と「水の宿」はどのようなお味なのかしら。
とても気になるので今日は再び虎屋に行ってみることにした!
http://www.toraya-group.co.jp/main.html(「和菓子を聴く夜」というイベントがあるようなのだが、こちらはチケット売切れだそう。残念。仕事帰りにのぞいてみようかな。)

そして夕方からはNHKふれあいホールへ。
二階堂和美さんのラジオ公開録音に行ってくるのだ。
なんだか良い流れの休日になりそうである。

Chie
posted by TROPEN at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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